3月に入るとマーケットにはさまざまな品種の苺が並ぶ。苺と餡子の組み合わせは絶妙、苺大福のように併せて頂くのがお気に入り。苺の甘酸っぱさとコクのある濃厚な餡子にしっとりしたお餅の食感が何とも楽しいハーモニー。

ディナーには「タンパク質と温野菜」が最近の定番。お酢でマリネした小魚のから揚げと玉ねぎはカルシウムたっぷり。グリルしたイカは疲労回復に良いというタウリンを含む優秀食材、温野菜にはほうれん草の若芽に玉ねぎをソテーしたオリーブオイルをジュっと掛けて。

根菜は柔らかくなるまで茹でるとビタミンが溶けだしてしまうと聞き蒸し野菜に。生野菜は少な目に小さく切ったトマトとアボカド、お供のタンパク質はレバーや豚肉、小魚や桜エビ、お豆腐などをミックス。たっぷりの胡麻とオリーブオイルで頂く至福の美容ディナー。

コロナ禍のリモート＆オンライン技術やシステムの浸透は目覚ましいものがあるけれど、移動がない分気分転換も出来ない。スキー場に着くとまずはゲレンデを眺めながら朝のコーヒー、ランチにはお手製のイクラの醤油漬けと香り高い海苔を散らしたお弁当、作ってもらったモノは何故か美味しさも倍増。

アブラナ科のキャベツはデトックス効果も高く生でも美味しいけれどディナーにはカボチャと一緒に柔らかく蒸して。グリルしたプチトマトと牛肉のソテー、玉ねぎと椎茸のスープを添えて、スキーの後のゴキゲンなディナー。

抗酸化作用を持つスルフォラファランを含むブロッコリーは日常的に摂りたい食材。抗酸化で重要な酵素の生成を促すのもこのスルフォラファラン、おまじないのような成分の名前を覚えるだけでも若返りそう。茹でてそのままはもちろん、花蕾を刻んでご飯にまぜるのも美味しい。

3月も半ばになるとマーケットには菜の花や春野菜が並び始める。肉厚のホタテのソテーに菜の花のグリル、春らしいピンク色のロゼワインをお供に春のディナー。桜の便りもそろそろ聞こえて来そう。

ニンジンはキャロットと名前の由来にもなっているβカロテンを多く含み、免疫活性化や皮膚のアンチエイジングと美容にも嬉しい上デトックス効果の高いカリウムも豊富で毎日でも摂りたい。生のまま摺り下ろしてオリーブオイルとスパイスを加え鶏肉や貝類、豚肉などのタンパク質と一緒に。

コロナの影響ですっかり巣ごもり生活が日常化、元々あまり外食をしない私は益々オウチゴハン派に。食材の栄養素にもすっかり詳しくなって毎日の体調に合わせてメニュウをチョイス。疲労回復に効くタウリンを含むイカはグリルにしてブロッコリーと豆苗のソテーを添えたり、トマトと合わせてパスタソースにしても出汁が出て美味しい便利な食材。

緊急事態宣言も解除真近の春分の日、風習に習って牡丹餅と苺のティータイム。小豆の赤が邪気を祓うと信じられ、収穫から時間が経った春分には固い小豆が食べやすいよう漉し餡の「牡丹餅」、秋分には収穫されたばかりの柔らかい小豆を使った粒餡の「おはぎ」を食べるようになったとか。

昨年の緊急事態宣言からそろそろ一年、お家ゴハンも徐々に定番化。たんぱく質と緑黄色野菜と淡色野菜、酵素を摂るためには生、食物繊維のためには加熱してとルールを決めるとメニュウを決めるのも楽。疲労回復にはビタミンB1を含む豚肉、筋肉のためには鶏のむね肉とその日の体調に合わせてタンパク質をチョイス。

レストランに卸していた珍しい食材がスーパーに並ぶのもコロナの影響、カンパチの大きな切り身をこんがり焼いて中まで火を通さず半生のまま身を崩すように頂く。酢醤油や柚子ポン酢で爽やかな春のお魚を味わう。

トマトとアボカド、サーモンとアーモンドは切らさずキープしたい4つの食材。ランチにはサラダのトッピングとして、アペリティフには小さなプレートに小分けして春らしくロゼワインをお供に。

この一年、外食はおろか友人宅のパーティーも自粛の生活。仕事柄PCRを受ける機会も多いのでディナーは無理なら早目のアペリティフに、と素敵なお誘い。パリからの長いお付き合いの私達、シャンパンにアミューズでお喋りは尽きない。

時々無性に食べたくなるハンバーガー。お家メイドならカスタマイズも自由、タンドリー風のスパイシーなチキンソテーとイタリアンパセリをフワフワのバンズパンに挟む。フレッシュジュースをお供にシンプルでゴキゲンなアトリエランチ。